皆様こんにちは、夏季研修会への申し込みはお済みでしょうか。
今日は、今春より多く見かけるようになった害虫についてです。
以前からも少しはいましたが、急に増えたように感じます。
5月初旬は新梢に入ります。
侵入箇所の葉が枯れてます。
侵入された枝を切りました。
侵入箇所のアップ
割ってみると、いました!
6月になると、成長して2年目3年目の枝に入りなおす。
(かなり太い枝にも入ります)
犯人はこれだと思われます。
キクビスカシバ。
キクビスカシバ(スカシバガ科)は卵で越冬し、
4月頃ふ化→新梢に入る→6月頃少し太い枝に入り直す→枝の内部で蛹化→羽化(蛹殻が枝に残る)
と、成長していきます。
スカシバガ科の昆虫で、マタタビ科の植物への加害が確認されているのはキクビスカシバだけだそうです。
あまり多くならなければ被害もそれほどではないと思いますが、増えすぎると心配ですね。
登録農薬で対応できますが、キウイフルーツは農薬を使用せずに栽培している方が多いので
その場合の対策は難しいですね。
夏の研修会で皆さんの対策方法について意見交換しましょう。