7月21日~22日に夏の研修会を行いました。
今回は春日部市2か所と野田市1か所の合計3圃場を見学させていただきました。
最初の圃場は大晴農園さん
園主の斎藤さんは土壌の微量要素を細かく調べ施肥設計し、細かな肥培管理をしています。
施肥&防除の実績も開示してくださり参考になりました。
その他にも自己採取花粉、受粉作業、収量内訳、追熟方法、販売方法、ヘイワードのサイズ統計、風対策、剪定等々について
丁寧に解説していただきました。
まずは座学からスタート
プロジェクターを使って解説
結果枝が等間隔に配置されている
NZを思い出しました
棚上はこんな感じ
レインボーレッドの環状剥皮
丁寧な捻枝
圃場は徹底的に管理されていてとてもきれいでした
日々の手入れは大変な労力を要すると思われます
2か所目の圃場は早川園さん
今年は春先忙しく、あまり手をかけられなかったとのことです。
この圃場は鳥に新芽を食べられてしまい結果数が少ないそうです。
→テグスを張って対策してみたがヒヨドリには効果がなかったとのこと。
キクビスカシバと思われる虫の侵入痕が多く見られました。
ヘイワードに雄木を接いだ樹は受粉作業をしなくても立派な実がついていました
すぐ近くのご自宅で養蜂をされているのでさらにGOOD!
米ぬかが撒いてありました
棚上はこんな感じ
株元に穴が開いています
これは要注意
3か所目の圃場は中村園さん
一番古い樹は40年経過しています。
花粉は100%自己採取で、毎年前年採取したものを使っているそうです。
いろいろ工夫され、面積に対して収量が多い印象。
追熟機
よく結実しています
棚上はこんな感じ
加藤さんの受粉器と同じものを手作り
主幹更新のための予備枝が出してあります
研修会場として圃場を提供していただいた斎藤さん、早川さん、中村さんありがとうございました。
参加された会員の皆様、お疲れ様でした。
今回も参考になることがたくさんありました。
みなさん自分の圃場の改善に役立てましょう。